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数日後
あれ以降男性に会うことはなく
雨宮は教室でいつものように空を眺めていた
雨宮❴あぁ…なんだったんだろあの人、私初めて見た空から光がさしてるなんて……もう見れないのかな…❵
雨宮が男性について考えていると
教室に先生が入ってきた
先生『えー今日は転校生がこのクラスにやって来る』
ざわつく生徒達
雨宮❴へー、こんな時期に珍しい❵
先生『じゃあ、入って来い』
先生の合図に、扉を開けて一人の男子生徒が入ってきた
その男子生徒を見て雨宮は目を丸くする
そう、雨宮の目の前にはこの間の男性が立っていた
晴乃『はじめまして、俺の名前は晴乃そらと言います。これからよろしくお願いします』
雨宮は驚いた、それと同じく外の景色も気になっていた
雨宮は顔を外に向け確認する
しかし、外はさっきと同じでただただ雲がかかり
薄暗かった
残念そうにしながらもう一度晴乃の方へと顔を向けると、晴乃と目が合う
しまった!と思い顔をふせる
晴乃は雨宮をずっと見つめていた
先生『じゃあ、皆仲良くしろよ。席は…すまんが、一番後ろでいいか』
晴乃『はい、大丈夫です』
晴乃は歩き出し雨宮の席から斜め後ろの席へ座る
座った後もしばらく雨宮を見つめていた
雨宮❴うぅ…視線を感じる…❵
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