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藁にもすがる思いでレンレンに頼ったが心のどこかで無理だろうと思い、打ち明けたことを後悔もした。
しかし、そんなら絶望の道にほんのりと光が差した。まだ、地面の砂利も見えはしないが光りが差したのだ。
オミオツケさんの冷めた目からうっすらと涙が流れる。
その涙に気づき、レンレンは驚く。
「……ありがとう」
オミオツケさんは、涙まじりの声で感謝を口にする。
「ありがとう……レンレン君」
その言葉にレンレンは、小さく笑みを浮かべる。
「頑張りましょう。オミオツケさん」
レンレンが微笑むとオミオツケさんも涙で顔を汚して微笑む。
「うんっ頑張ろう!」
オミオツケさんは、大きく頷く。
「次は何をすればいいの?」
どんなことでもする!
何でもする!
オミオツケさんは、勢い込んで言う。
「そうですね……」
レンレンは、顎を擦る。
「次は……」
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