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深夜の告白〜秘密の真実
静かな深夜、私…諸橋香澄(もろはしかすみ)は両親の秘密を偶然知ってしまった。
その日の真夜中は、まだ6月だというのに熱帯夜で、寝苦しくなって私は目を覚ました。
年々、異常気象が酷くなっていってる気がする。
明日も学校だ。
私は高校2年生。
近くの女子校、華愛(はないつみ)女学院に歩いて通っている。
寝坊しない様にリビングで、お水でも飲んでから又、寝ようと思い、私は自室を出た。
3人で一緒に暮らしている両親を起こさない様に静かに階段を降りる。
すると、まだリビングの電気が点いたままになっている事に気付いた。
お父さんかお母さんが消し忘れたのかしら?
ついでだから、お水を飲んだら明かりを消してから部屋に戻ろ。
そう思いながらリビングまで近付いて行くと、お父さんとお母さんの声が僅かだけど、聞こえてきた。
まるで囁くような声で、お父さんはお母さんに確認を取るように訊いた。
「本当に香澄には、このまま隠し通せると思っているのか…?」
えっ…?
私の事を話している?
それとも聞き間違いかしら…。
お母さんも小声でお父さんに応えた。
「だって、香澄には今まで通り幸せに暮らしてほしいわ」
どうやら、本当に私の事を話しているみたい。
でも、どうして私のいないところで…?
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