109人が本棚に入れています
本棚に追加
「よし、今度は納豆を創造しようかな」
もう納豆を思い浮かべただけで幸せな気分になる。
だって、ご飯に納豆をのせて食べると最高だよ。ネギを刻んで入れるのも良いね。それからキムチをトッピングしたり、マヨネーズをかけるとまろやかになるな。
なんて、納豆のことを考えると、ああ、今すぐ納豆を創造したくなる。
「お〜い、アリナちゃん。さっきから、納豆、納豆って連呼してるよね。俺はナットーだからね」
「へ? わたし納豆って連呼していたの?」
「うん、納豆、納豆って繰り返し言ってるよ」
ナットーは口を尖らせてわたしを見る。どうやら心の声が漏れてしまったみたいだ。
「えへへ、ごめんね。日本食の納豆を思い出したら食べたくなっちゃったんだよ」
わたしが頭をポリポリ掻きながら言うと、サナも「わたしも納豆食べたいな〜」と言って笑った。
「じゃあ、納豆も創造しちゃおうかな」
「賛成!」
「反対! あ、でも納豆食べたくなるな〜」
「ナットー君は納豆好きなんだね」
「うるさ〜い!」
黄色のバスに乗せられこのグリーン王国に召喚されたわたし達は気が合うようです。
最初のコメントを投稿しよう!