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「ねえ、サナちゃんとナットー君の住んでいるお花屋さんはどんなところなの?」
わたしは、自分用の納豆も手早く創造しその納豆を食べながら尋ねる。
「一階の花屋はたくさんの花や緑に囲まれた癒しの空間になっているよ。それと、二階は自宅なんだけどそこも花をたくさん飾っているんだよ。わたしの部屋も色とりどりの花を飾っているよ」
「俺達のお父さんとお母さんは花をこよなく愛する人達なんだよね」
「そっか、お花に囲まれた生活っていいなぁ」
ん? ちょっと待てよ。俺達のって!!
「ねえ、俺達のお父さんとお母さんってサナちゃんとナットー君はお花屋さんの息子と娘になったの?」
「うん、俺とサナちゃんは養子になったんだよ」
「二人はわたし達を本当の子供のように愛してくれているよ」
サナちゃんとナットー君の笑顔は幸せそうで、そして誇らしげだった。
「二人とも愛されているんだね。良かった〜あ、サナちゃんとナットー君は姉弟になったの?」
「うん、ちょっと変な奴だけどナットーはわたしの弟になったよ」
「あ、変な奴とはなんだよ。サナちゃんこそワガママ姉ちゃんじゃないか」
なんて言い合いをしている二人はまるで本当の姉弟のように見えて、ちょっといいなと思った。
「ワガママって何よ!」
「本当のことだろう」
ぷんすかぷんぷんと睨み合う二人を見ていると、なんだかほっこりした。
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