第4章

17/19
前へ
/32ページ
次へ
來斗も、匠も、俺も…企業の息子だからな… で、しかも高校までしか俺達には自由がない。 匠は真帆の事を家に認めてもらった。 俺も両親に紹介しなきゃだな。 今日、萌佳に話してみよう。受け入れてくれたらいいのだけど… 萌佳を教室に送り屋上にいるとメロディが流れた。 俺の携帯の着信… 画面には【親父】と出た。 「はい。」 《斗輝、お前に縁談の話があるんだがどうするか?》 「お断りします。」 《またか?でもな。今回のは…》 「親父、俺には彼女がいます。彼女と将来一緒になりたいと思っています」 《・・・・》 「彼女しか抱く事もできませんし、親父の言う相手と結婚しても跡継ぎは望めませんがいいですか? それに、俺は家より彼女の傍に戻るけど… それでも、見合いさせるなら相手にもこの事伝えたうえで進めるんだな。 きっと断わってくるだろうし…」
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加