第6章

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「十也さん、俺が望んで作ったですよ。手放さないように…」 「遠山も、望んでいるのか?妊娠を…」 「はい。悪阻は苦しいけど嬉しいです。」 「なら、俺からは何もないな。 保護者と来たら受け入れよう。 教師の立場はな… 個人の意見は“おめでとう”だな。」 「先生、短い間でしたが、ありがとうございました。 退学届け出すまでお願いします。」 「あぁ。わかったよ。」 先生が頭を撫でてくれると、斗輝が不機嫌になった。 先生も気づいて『ほんと、お前、変わったな!』と言った。 そうだよね。斗輝より前の総長だもんね。
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