第5章

9/11
前へ
/24ページ
次へ
親父達が認めてくれないのに、任せるなんて出来なかった。 腹の子も萌佳も守るんだから… しばらくして治まるとリビングに戻った。 「親父、お袋…時間かかってすまん。悪阻が酷くて…」 「すみません。」 予想以上に遅くなって謝った。 「斗輝、母は反対しないわよ。 あんなにも荒れてて…高校出て会社に入れるのか、正直不安だったの。 けど…トイレで、萌佳さんを介抱する姿を見て別人かと思ったもの。 頑張りなさい。2人で…悪阻が酷い時は戻って来なさい。 あなたもいいですね。私は味方に付きます。 マンションにも行くからね。」
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加