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猫園荘大家
猫園 美夜尾
「もちろん、良いよ。」
許可をいただいた、わたしは
猫園さんの隣に座り…
すぐ、そばにいる
黒猫のルルを撫でつつ
彼の様子を見ながら
腕を、さりげなく組んでみる…//
わたし
花木 香
「あ、あの…ワッフル…
とても、美味しかったです//」
猫園さんの耳元で囁くと
彼の、閉じていた目が開いて
視線が合ってしまった////
猫園荘大家
猫園 美夜尾
「そうか、それなら良かった…
貴女のために、作ったかいがあったよ。」
その時だった!
「ウニャア~♪」
猫園さんの足元に
茶色いトラぬこが、すり寄る。
チャラ男
「おぅい!チョココロネ!待てよ~!」
声がした方に顔を向けると
金髪のチャラチャラした若い男性が
駆け寄ってきていた!
1階の角部屋の人みたい。
猫園荘大家
猫園 美夜尾
「あの男は、この茶トラたんの飼い主でね…
女癖が悪い…注意するんだよ。」
その、男性がすぐそばまで来る。
チャラ男
「あ、大家さん!
わお、可愛い女の子も一緒じゃんか!
なになに、その女の子…
大家さんとどういう関係なの?」
猫園さんは、鋭い目つきで
男性を見上げた!
猫園荘大家
猫園 美夜尾
「彼女は、僕のだから…
手ェ出したら、許さないよ。」
男性は、自分の飼い猫の茶トラを
慌てて抱き上げ、後退る。
チャラ男
「うわ…なんだよ、おっかねぇな…
ほら、チョコ!部屋に戻るぞ!」
その男性は、そそくさと自室に戻っていった。
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