第一のデスゲーム

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第一のデスゲーム

(ゲームマスター視点) さてもうすぐだ。あのお方のご期待に応えないと。 そうあのお方のご期待に… 数日前ー 僕はあのお方と画面越しで会っていた。 あのお方は影の政府のトップである総統で閣下と呼ばれていた。 画面には閣下が映っていたが、首から下のスーツ姿の身体しか映ってないから顔はわからない。 閣下の顔がわかる者はごく僅かと限られており、影の政府の一員である僕も顔はまだわからなかった。 総統「君には期待しているよ?今回もよろしく頼んだよ?」 ゲームマスター「はい、お任せください。閣下のご期待に応えて見せます」 総統「ふふふ。楽しみに待ってるよ」 閣下がそう言うと画面がぷつんと消える。 もう既に計画通り事は進んでいる。 後は数日後に開かれるデスゲームに当選者達という生贄を捧げるだけだ。 数日前の記憶を思い出しながら、当選者達の名簿を見る。
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