九死に一生その1

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当時住んでいた家の近くに、大きな犬を飼っていた家があった。 そこのじーさんっていうのが、なかなか厄介なやつで、そんなじーさんが飼ってる犬だから、その犬も気難しいのか(いや、躾がされていなかっただけなのだろうが)俺達がその家の前を通るたんびに、ワンワンと吠えてやがって。 犬は、いつも檻の中にいたから、吠えはするけど、こっちまでは来ることができなくて、そんな状況に、気を大きくした、クソガキだった俺等は、こっちに向かって吠える犬に向かって、 「バカ犬」 だの 「吠えるだけでここまで来れないだろ!」 だの文句を言ってたんだよ。 そんな俺等にバチがあたったんだろうねぇ。
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