SS「名探偵」

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とある名探偵は、先祖譲りの鋭い推理力で知られていた。しかし推理に行き詰まると、彼は一風変わった方法で打開策を見つける。それは「ドーピング」だ。特製の薬を摂取すると、彼の頭脳は信じられないほど冴え渡る。 ある日、彼は難解な殺人事件の捜査を依頼された。手がかりは皆無。彼はデスクの引き出しから薬瓶を取り出し、それを摂取した。目が一層鋭く輝き、部屋の中を見渡す。 「じいちゃんのまねをしているだけさ」と彼はいつもの決めセリフをつぶやいた。瞬時に彼の脳裏には事件の全貌が浮かび上がり、犯人の顔が鮮明に描かれた。彼はそのまま警察に向かい、見事に事件を解決した。 彼の名前はシャーロック3世。彼の先祖は、まぁ言うまでもない。
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