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何日か居た、屋根があるけど落ち着かない場所に迎えに来てくれた男の人が、お父さん、って名前なのは後から知ったんだ。
一か八か。
一と八、どっちが良い結果のことをいうのかわかんないけど
あの時。
きっとあの子について行けば生きていけるって思ったんだ。
それでもだめなら、きっとそれまでだ、って
そう思ったんだ。
そう考えたら、一も八もなかったのかもしれない。
雨はすっかり上がって、
太陽がまぶしいくらいの晴れだった。
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