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ネガティブマートは、関西に100店舗を展開する大型スーパーマーケットである。 店内には理容、クリーニング、クレープ屋などのテナントが入っており、100均、ドラッグコーナー、衣類なども扱ってはいたが、やはり鮮魚、青果、精肉には力を入れ、強化されていた。 また地域の行事(学校の運動会や祭りなど)の情報、スケジュールも把握し、その時は、品数を増やすなど、そこの地域のニーズにも合わせ、 品揃えも豊富で、値段も他社競合店とも比較し、少しでも安くリーズナブルな価格設定でと言う方針で行ってはいたが、良い物はそれなりの値段で提供しており、メリハリはつけていた。 惣菜や弁当も自社加工の他、有名な弁当屋にも委託しており、その品数も多く、広い通路、見やすくて買いやすい中島レイアウトに停めやすい広い駐車場と、総合点は高かった。 そのネガティブマートが東大阪に出店したのは6年前である。 店舗前の府道沿いには他にホームセンター(ネガティブマートと同系列)、ガソリンスタンド、レストラン、中華料理屋、衣料品店などが建ち並んだ。 なのでそこに人は集まり、道路も渋滞するようになった。
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