第6章

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「俺達は、あなたを許さない。 萌佳を傷つけ死に追いやった。」 「でも、さっきそんな事を言わなかった。」 「それは…あなたに…」 お袋さんが怒鳴った。 「あちらに、録音のテープの遺書があるんだから仕方ないわね。 あなたが脅した事は立証されるわ。」 「そんな…ママ…」 「明日もう一度、伺います」 「もう、2度とこないで下さい。許す気もありません。」 俺は、顔も向けずそういった。 萌佳が何をしたって言うんだよ。 腹の子が何かしたか? 怒り狂い、何の感情もなかった。 ただあるのは、萌佳を愛してると言うだけ…
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