第7章

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「そうなんですか?」 「お兄ちゃんの強い姿だけだったから、弱ったお兄ちゃんを見れて、ますます尊敬したみたいで憧れているのよ。」 「望君にとって、斗輝は自慢の兄なんですね。」 「でもね今は、萌佳ちゃんも自慢の義姉なのよ。」 「えっ…私の自慢になるようなとこないのに…」 「美人だし、あの携帯に残したメッセージを聞いてね、好きな人を大事に思いやれる2人に感動したって。 だから、望も付き合ってる子を、大事にしたいって言ってるのよ…」 「……」 お義母さんは、ケーキを食べようって皿を渡してくれた。 うん、美味しい。 甘くなくて…
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