第7章

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「退院したらマンションじゃなくて、家に戻ってきたら? 家賃もいらないし、斗輝が学生だし…」 「そうですね。斗輝と相談します。」 きっとお義母さんは、自分のせいだと思ってるんだと思う。 ずっと、買い物に行かなきゃこんなふうにならなかったと… 言ってたからね。お義母さんも傷つけちゃったな… 学校が終れば倉庫にも行かずここに来る斗輝。 「ただいま、萌佳。」 チュッと触れるだけのキス。 籍を入れて目覚めてから、起きた時、行く時、帰って来た時、寝る前には必ずキスをするようになった。 「おかえり、斗輝。 今日も倉庫に行かないで来たの?」
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