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「退院したらマンションじゃなくて、家に戻ってきたら?
家賃もいらないし、斗輝が学生だし…」
「そうですね。斗輝と相談します。」
きっとお義母さんは、自分のせいだと思ってるんだと思う。
ずっと、買い物に行かなきゃこんなふうにならなかったと…
言ってたからね。お義母さんも傷つけちゃったな…
学校が終れば倉庫にも行かずここに来る斗輝。
「ただいま、萌佳。」
チュッと触れるだけのキス。
籍を入れて目覚めてから、起きた時、行く時、帰って来た時、寝る前には必ずキスをするようになった。
「おかえり、斗輝。
今日も倉庫に行かないで来たの?」
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