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身体についてた機械がなくなっていた。
嘘だろ…萌佳、覚ませよ…
何度も名前を呼び続けた…
「萌佳、萌佳、萌佳…」
次の瞬間に驚いた。
目の前に、目を開けた萌佳がいる。
「萌佳、わかるか?」
俺の問いかけに頷いた。
「斗輝、私…死ねなかった。」
「俺が死なせない。俺の奥さん。」
「えっ…だって、邪魔になるって言われて…」
「書いてあった婚姻届、萌佳の誕生日に出して、母子手帳も貰ってきたんだ。」
「赤ちゃん、無事なの?」
俺が頷くと『良かった』と言う。
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