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親や弟の前だが、ギュッと抱き締めた。
抱き締めたと同時に、ホッとし涙が溢れる。
「斗輝、泣いてるの?ゴメンね。心配かけて…」
「もう、2度とイヤだからな。」
1ヶ月が辛かった。
久しぶりに、萌佳の声…
抱き締められるぬくもりを感じた。
どんなにこの日を待っていただろうか?
ほんとに良かった。
お袋は、ホッとしただろうな。倒れてるのを見つけ付き添ってきたから…
正直・・・もうダメだと思っていた。
でも諦めなくて良かった。
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