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「ねぇねぇ、倉原さん、あそこ」
英理奈が同期数人とやっぱり社食に来ていた。
英理奈は響と南海雄の姿を見て、意地悪な顔で笑う。
「あの子、倉原さんと同じ部署の子よね」
「早瀬さんとなんであんなに仲良し?」
英理奈の同期達は、嫉妬まじりに響と南海雄を見る。
南海雄は女子の間では、王子様系で人気があった。
「でも、早瀬さんって彼女いるじゃん。渡瀬さん、ザンネーン」
英理奈はざまぁと思いながらクスクス笑う。
「そ、それもそうよね。心配するだけ無駄だったわね」
「そうそう。行こう」
英理奈達は先に社食を出て行った。
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