第十八話 カラオケ大会

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第十八話 カラオケ大会

マジか・・・。 まさかの居眠り中に、カラオケ大会で誰が歌うか決まったらしく、男女で決まるので、ペアで歌わないけれど、千隼と一緒になったらしい。 1週間後らしいので、アニソン歌うか。 静かなやつで、少し盛り上がりもあるので、何曲か。 ブルーデイズと果のない旅とキュンリアスだなぁ。 狂信者のパレードもいいよねぇ。 ハッピーエンドプリンセス、はやめとこ。 ノリが良すぎる。 キュンリアス、歌いたいなぁ。 でも、バレるよなぁ〜。 ブルーデイズと果のない旅にしよ。 千隼と、ウニクラゲ歌おっかな。二人でいけるし。 提案したところOKだって。 当日 体育館。 どっかのクラスのぶりっ子が、可愛くてごめんと、すきっちゅーのを歌っていた。ぶりっ子の定番ソングかな?とポケ〜としてると順番が来た。 「じゃあ、千隼、頑張ろ・・・」 「(千隼)うん」 「では、果のない旅を歌います・・・」 「一人になると息が吸えるの  誰もいない世界にほっとした  でもきっと本当は  光さす朝を待っていた (どこにあるの?)  まだ知らない地図の先  私がいきる居場所が (あるのならば)  行ってみたい  震える足で一歩歩みだす  果のない旅へ  何も持っていなくても  感じた全てのこと  空っぽだったバックに詰めて  どこまでも  自分を見つける旅へ  途中でもらったものが  心をだんだんと満たしてく  (スキップ)  これからどこまでもどこまでも一緒にいよう」 「ありがとうございました。次はブルーデイズです」 「グットモーニング  物憂げなあの子に声をかけた  どうしたら君のこと  いつものそと  連れ出せるのかな  振り向く眼差しの  眩しさに目を凝らせれば  いいところ視えてくる  本当の君だけ視えてくる  人と比べ測れないもの  デタラメで  ユニークで  落書きもアート  スキームされた  日々を超えたスケールで  やってやろうじゃない?  ほら、行こう  一歩踏み出した  途端に世界が変わった  なんてことのない今日に晴れる  ブルーデイズ  丸めた背に背負い込んだ  ”希望”の重させーのって  分け合い絶えない夢の向こうAh  まだ見ぬ世界に「セイハロー!」しよう  (スキップ)  can you hear my voice  Hello,Another friend」 「ありがとうございました。次は、千隼と歌う、ウニクラゲです」 「参上しましたウニクラゲ!  生まれたての赤ちゃんクラゲは  傘も触手もありません  深い海の底に根を張って  つつましやかに暮らします  やがてぼくら大人になって  ゆーらゆーらゆら波間に浮かぶ  おしゃれな傘をこさえて  ゆらめいてゆらめいて」 「ゆらゆらゆらゆらゆらゆらめいている!」 「(千隼)とぅっとぅーとぅっとぅー」 「ゆらゆらゆらゆらゆらゆらめいていたい!」 「(千隼)ぼくも歌うのだ!」 「「ウニクラゲウニウニクラゲ」」 「脳も心臓もありません  できることは光るほうへ  ひたすら突き進むだけ」 「「ウニクラゲウニウニクラゲ」」 「今日も潮に流されて  漂っていたいのさ」 「「立派に育ったウニクラゲ」」 「(千隼)ずーんずーんとげとげの  ウニ様のお出ましだ  アリストテレスの提灯で  キャベツを食べるのだ」 「近づきたいのに近づけないのは  ヤマアラシのジレンマ?」 「(千隼)ヤマアラシじゃないのだ!」 「お腹が空いたのにご飯がないのは  最高のイライラ」 「(千隼)イライラ」 「「キャベツよこせキャベツよこせキャベツよこせ  早くしろ  キャベツよこせキャベツよこせキャベツよこせ  早くしろ」」 「ウニクラゲウニウニクラゲ  脳も心臓もありません  できることはでかい口で  ひたすら飯屠るだけ」 「(千隼)もぐもぐ」 「ウニクラゲウニウニクラゲ  ハリとトゲで武装して  とんがっていたいのさ」 「「触ると痛いぜウニクラゲ」」 「にゃーにゃーにゃにゃにゃにゃっにゃにゃーにゃーにゃー」 「「ウニクラゲウニウニクラゲ」」 「にゃーにゃーにゃにゃにゃにゃっにゃにゃーにゃーにゃー」 「「ウニクラゲウニウニクラゲ」」 「にゃーにゃーにゃにゃにゃにゃっにゃにゃーにゃーにゃー」 「「ウニクラゲウニウニクラゲ」」 「「ぼくたちウニクラゲ」」 「「ありがとうございました」」 一応大成功でした。 yukihimeなのバレてなかった。
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