第七話 人気者にバレました

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第七話 人気者にバレました

いつもより、10分遅くなったけど走らなくても間に合うから・・・って思って、走らなかったけど、これが命取りになるとは思っても見なかったよ。 ここは靴箱。 靴を履き替えている。 ガヤガヤしている。 廊下がうるさい。 「(人気者達)おはよう。」 あ〜。 いつもより10分遅いとこんなイベントあるんだなぁ。 朝ご飯のとき、ニュース見てて、遅れたんだよね。 あと、たまたま12星座占い見たんだけど、12位だったんだよね。 内容が、最悪な出会いがあるかも。秘密がバレるかも、だって。 これ、フラグできるやつじゃ・・・? と思ってた矢先。 教室に行こうとしたら、その人気者の一人の不注意でぶつかったのだ。 マジでやだわ。面倒な予感しかしない。逃げろ〜! 「(人気者)あ、ちょ・・・行っちゃった」 放課後 屋上に逃げよ。歌う気分だし。 ガチャ。 よかった。 一番乗りだ。人がいたら逃げようとしてた。 一応、気配察知したけどいなかった。 キュンリアス歌お。 「宵闇のビーディスユー夢の続きはマジック  ノーリーズンな運命は情熱をなぞっていく  何処かで見たな記憶は手を繋いで  螺旋を駆ける爪隠したアンビション  なんてグラフィティ希望はやがて  静寂の色を染めて  惹き合う惹かれ合う一縷な光がダイレクション  興味津々好奇心にもっと邁進  自分自身凌駕し止まらないよキュンリアス  経験上の正解より今が愛おしい  リアライズ!この手で掴もう  傷ついてもいい疼く心極めて  倫理観さえもカオスになるパッションで  貫けばいい心にブルーミング花咲かす  微笑みの裏の複雑なイマジネーション  守りたいの衝動でさえも潜在的意識の中  悪戯に絡み合って抜け出せないラビリンス  それでも未来は一途な思いと手を取る  森羅万象好奇心に煌めいて  心の侭に走ってるんだキュンリアス  想像以上の願望だって叶えていこう  サプライズ!本気にしてる  無謀な声も味方になるそんな予感  滾る!キュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンリアス  君のこと知りたいよもっともっと深くねぇ  興味津々好奇心に・・・  興味津々好奇心にもっと邁進  自分自身凌駕し止まらないよキュンリアス  経験上の正解より今が愛おしい  リアライズ!その手で掴もう  はてなき衝動傷ついてもいい  終わらせないこの鼓動続いていく  ノーリーズンな運命に確かな光のシルエット」 ガチャ。 え? あ・・・。終わった。人生。瞬間移動で、異世界でも行こうかな? 「(人気者達)え、朝の子?」 「推しの子みたいに言うな!」 「(人気者)ねぇ、歌い方的に、ユーチューバーのyukihime?」 「違います、よ」 「(人気者2)動揺してるじゃん」 「はぁ。フラグ回収しちゃったみたいだわ〜。」 「(人気者3)フラグってもしかして?」 「はい。そーです。私がyukihimeこと雪姫です!」 「(人気者たち)マジ?」 「そうですけど」 「あぁ、でもこの情報流したりしないように記憶消すこともいいですけど?」 「(人気者達)え?記憶を消す?できるのそんなの」 「えぇ。私、もう行っちゃいますけど、二次元の術とか、使えるんですよ。チートスキルとか」 「(人気者達)最強じゃん」 「そうかもしれませんね」 「で、記憶消しますね?」 「(人気者達)待って」 「あ、殺してもいいですよ。即死させれるので辛くありません」 「(人気者達)いや殺さないで」 「死んだってバレないように周りの人たちからも記憶消すので大丈夫です」 「(人気者)いやまず、言わないし。友達なろ?」 「人と関係もつのやめてるので。実際では」 「(人気者)じゃあ知り合いは?」 「却下」 「(人気者2)じゃあ顔見知りは?」 「却下」 「(人気者3)じゃあ幼馴染は?」 「よっぽど死にたいようですね?」 「(人気者達)ひぇぇえええええ」 「即死が嫌なら魔術や気術、剣術、錬金術で殺りますよ?」 「じゃあ記憶消しますね。めんどくさい」 「(人気者)え、ひど」 「■」 記憶消去と疾走で靴箱まで逃げる。 これならいいでしょ。 他のあいつと関わってたことをこの世から消した。 関わってたなんてすごく嫌だけどね?! こうして、秘密は守られたのであった。
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