第8章

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嬉しかった。 だってまだ震えが治まらない。 怖い… 再度、チャイムがなった。 余計震えていたけど…引越し屋さんだった。 数人の人が、サッサと運び出して行った。 あんなにたくさんあった荷物がなくなり、私とお義母さんだけになった。 「ここは、しばらく残しておきましょうね。 鍵をかけて行きましょう。」 震えて上手く歩けない身体を支えてくれて、乗ってきた車に乗り込んだ。 運転手さんは、お義母さんが帰るまで待っていたみたい。
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