第8章

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親父も、母さんも、兄さんが冷めた冷酷でさ! それが直ればいいなって言ってた。 でも、2年になっても直らなくて… そしたら今年、義姉さんに出会って変わったんだよ… 俺も入院した義姉さんにあそこまでなるって思ってなくて、あんな抜け殻みたいになった兄さんは初めてだった。 もし義姉さんが子供と亡くなったら、兄さんも一緒に逝くって言ったんだよ… その時、めちゃくちゃ愛してるんだと思ったし、義姉さんのメッセージ聞いて、2人とも固い絆で、わかりあってるって思った。 俺も今の彼女を大事にしたいって思ったんだよ。」 「望君は斗輝が好きなんだね。」 「うん。っていうか兄としてね。 萌佳さんだって好きだよ。義姉として…」 「うん。ありがとう…」 1人っ子だったから義弟が出来て嬉しい。
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