1 ミステリアスな彼との出会い

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「……え、専務?」 年は自分とあまり変わらないみたいなのにと、その端正に整った顔をじっと見入った。 「ああ、親父が会社の社長だからな。俺は、それで専務なだけだ」 ……あれ? だけどこのMAMIYAって、確か同じ名称の有名なホテルが……。 「……もしかして、あの、セレブ御用達(ごようたし)の、ホテルMAMIYA、ですか……?」 恐る恐る尋ねてみると、 「ああ、そうだ。想定しているそのホテルだ」 あっさりと頷いて返された。 ちょっと待って……それって、海外にまである、超が付く程のラグジュアリーホテルで……。 ……っていうことは、ホテル王の御曹司なの? まさかの、この人が⁉
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