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連れ去り
リリアナが街に出かけた時だった
いきなり背後から襲われた
薬を嗅がされ、連れ去られてしまった
連れ去った男達から、黒い糸が伸びていた
家に帰って来ないリリアナとメイドを心配した両親は公爵家の騎士団や使用人などで、リリアナを探し始めた
なかなか見つからない
その頃、密かにリリアナに護衛を付けていた王太子マイクライナーの所にも報告が届いた
「リリアナ様が連れ去られました。場所は確認済みです」
「今から、向かうぞ。案内を頼む」
「はい。承知致しました」
と、マイクライナーは護衛と向った
一方、リリアナはまだ目を覚ましていなかった
「この令嬢の顔に傷を付けろとの命令だ。若い令嬢なのに、お嬢様に何をしてそんなに恨まれているのだろうか?可哀想だが仕方ない」
「やらなきゃ、俺たちが解雇される」
男2人はコソコソ話していた
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