第10章

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と、ゲラゲラ笑う匠に來斗まで笑い始める。 部屋の中に2人の笑う声が響く。 「匠も來斗もその辺でやめておいたら? 斗輝の機嫌が悪くなる前に…」 「だってよー斗輝が…」 「匠が言うのわかるけど、やっぱり夏休みの事あるからだと思う。 斗輝の姿はもう見たくないって思わない。」 「「確かにー」」 2人は笑うのをやめて真顔で言う。今度は萌佳が笑った。 「どうした?萌佳。」 「皆に心配かけてゴメンね。」 「お前が笑ってくれて生きててくれたらそれでいい。俺達は…」 『うん』と言うと抱きついてくる。 抱きつくと、ギュッと抱き締める俺。
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