水溜まりの罠

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 町の人々は、俺を色々ともてなしてくれる。  だが、いつまでもこうしているわけにはいかない。  国に、国王のもとに帰らなければならない。  俺は帰還するため、町の外に向かう。  ぴちゃっ。 「ん?」  足元を見ると、そこには水溜まりがあった。 「しまった!」  もろに水溜まりに足を突っ込んでいる!  俺は奈落の底に落ちるような感覚に襲われた。
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