![63f3c9dc-e519-46e3-92d5-5b2ec4046000](https://img.estar.jp/public/user_upload/63f3c9dc-e519-46e3-92d5-5b2ec4046000.jpg?width=800&format=jpg)
技術と政策が社会活動を助ける〝文明の
構造〟は、
技術→経済・社会→政策→技術……の順で変化する、
〝文明の
循環〟を生み出します。
そこでは、ある技術(文明)段階で利害調整政策を
極めたら、その限界を越えて発展するために、
次世代技術の導入政策が不可欠となります。
農耕は文明を生み、動力機関は文明を世界に拡大し、
電算による文明活動の効率化は
地球的限界への到達による衝撃を緩和しましたが、
人類はまだ惑星上における持続的発展を見通せていません。
![61489373-ec69-484a-b828-b5f7589d12e9](https://img.estar.jp/public/user_upload/61489373-ec69-484a-b828-b5f7589d12e9.jpg?width=800&format=jpg)
また〝文明の
循環〟を重ねて、技術にできることが増え、
社会が豊かで複雑になると、政策がすべきことも増えます。
そこでは富の生産と配分に加え、人の向上と活用も重要になる
という、〝文明の
潮流〟が生まれると考えられます。
かつては灌漑や軍事など、富の生産・安全のための
技術的政策が国の主要な政策でした。
それらに伴う開拓や戦争においては、
人間や制度の淘汰もあったことでしょう。
その後社会が豊かになると、富の配分・投資のための
経済・社会政策も重要になりました。
そこで行われた産業振興や社会事業は、
保健・教育の向上や制度の改善にも役立ちました。
しかし今では地球の限界、社会活動の全地球化と複雑化、
生活水準の向上、武器を含む技術の強力化などにより、
従来の政策だけでは代償が過大、効果も不足となり、
より直接的な人間の向上と協力の増進も必要です。
そのため今後は介護・疾病予防や次世代育成、生涯学習など、
人の向上・支援のための人的資源政策や、
人間に残された最後の仕事となる政策の選択すなわち、
人の活用・参画のための行政管理政策も重要になるでしょう。
そして人類は今まさに、全地球的な資源・環境問題、
経済・社会の複雑化による利害調整困難、
社会的含む健康水準の経年・経代的低下、
政策の広域化と分権化の必要性という、
4つ全ての政策分野で持続可能性の課題に直面しています。
![9ad58bce-52bd-41a5-aa38-f5314af331c4](https://img.estar.jp/public/user_upload/9ad58bce-52bd-41a5-aa38-f5314af331c4.jpg?width=800&format=jpg)
一方、画期技術AIを中心とした次世代技術は、
① 新素材・新エネルギー、
IoTとビッグデータ処理、
知能ロボット、
生物工学、先進医療・教育などの技術を通じ、
②機械を自然環境に優しくし、人体を修復・改善するなど、
人工物・自然物間の障壁を除いて双方の
持続可能性を高める、
③体内環境含めた自然・社会環境に優しい技術です。
また、それらは④ 技術的、経済・社会、人的資源、
行政管理という全ての政策における課題の解決に役立ち、
⑤環境(=技術)、経済、(人間含む)社会、政策の
全ての分野において文明の持続的発展を実現できる技術です。
そして、⑥以上を一言で表現すると、〝環境親和技術〟
または〝持続可能性技術〟と呼ぶことができるでしょう。
そこで今では国連が、各国や自治体に加え、
会社や市民にも
SDGsへの参画を呼びかける一方で、
そのためのAI社会構築に向けた
DXが
求められているのだと思います。
![7985a697-f3fd-46ac-ab4c-7c858a0a1a57](https://img.estar.jp/public/user_upload/7985a697-f3fd-46ac-ab4c-7c858a0a1a57.jpg?width=800&format=jpg)
環境と生物の相互作用という生物学的視点から見ると、
人間は文明活動を通じて環境と関わり合います。
社会のために自然・社会環境に働きかけるのが技術、
環境変化に対する社会の自己制御が政策といえます。
![4e968bed-55fb-4964-a238-ec900ba28fc9](https://img.estar.jp/public/user_upload/4e968bed-55fb-4964-a238-ec900ba28fc9.jpg?width=800&format=jpg)
自然・社会環境にはそれまでの自分達の活動も含まれるので、
AIは人智を越えて複雑化した現在の文明活動=環境に対し、
今後の文明活動を自動最適化することで人間の頭脳を助け、
政策的自己制御による持続的発展を
叶える技術といえます。
地球上での持続的発展は将来の本格的な宇宙開発という、
次なる文明段階への発展にも役立てられるでしょう。
AIを中心とした次世代技術と、
それらを活かす総合政策に期待します。
![d807572b-80ed-41d1-b755-caf573583feb](https://img.estar.jp/public/user_upload/d807572b-80ed-41d1-b755-caf573583feb.jpg?width=800&format=jpg)
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