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「あんた、馬鹿だろ」
「はい!?」
アシャーはオリヴィアの手を取った。
「あんたの突拍子もないところに惚れたんだよ」
*
アシャーの熱っぽい目を見たのははじめてだった。
彼の視線でオリヴィアの肌は焼き焦げそうだ。
彼はオリヴィアをベッドに運ぶと、そのまま覆いかぶさった。
オリヴィアの唇を撫で、自分の唇を重ねる。
熱い舌がオリヴィアの唇を這い、オリヴィアがゆっくりと口を開くと、そこに舌が入り込む。
深い、深い口づけだ。
歯列をなぞり、舌を吸う。
思わず、唇の間から「はぁ……ん」と声がもれた。
その声が妙に艶があって、オリヴィアはどきりとした。
「どうした」
「……恥ずかしい」
オリヴィアにして珍しい弱気な言葉を聞いて、アッシャーは笑った。
「あんたもそういう感情があるんだな」
「失礼な……!」
「冗談だ。これから、もっと、恥ずかしいことをするぞ」
アシャーの緑の瞳が欲に濡れて、知らずオリヴィアの呼吸もあがる。
アシャーはオリヴィアの服を脱がせていく。
少しずつ露出する素肌に唇を寄せる。
ちゅ、ちゅ……。
「ん……くっ……」
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