第11話

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 アシャーの唇が落ちるたびに、オリヴィアの肌に熱が灯る。  全身に唇を落とし終わったとき、オリヴィアは生まれたままの姿になっていた。 「かわいいな」  アシャーの言葉に、オリヴィアは赤面する。  その頬を、アシャーは撫でる。  アシャーはオリヴィアの片足を持ち上げて、その中心をじっと見つめる。  オリヴィアはくっと背筋を捩る。  オリヴィアのそこはしっとりと濡れている。オリヴィアは恥ずかしさで顔を両手で覆う。  アシャーはゆっくりとそこに触れた。  オリヴィアは跳ねた。 「……あっ……!」  最初は軽く、まわりをなぞり、押し、くすぐるように指先ではじく。  オリヴィアは初めての感覚に翻弄されて、開いた口が閉じられない。 「あ、ぁ……い、……やっ……」 「気持ちいいか?」  聞かれて、首を振る。 「わ、わかんなっ……」  人に性的に触られたことがない場所だ。  オリヴィアはぎゅっとシーツを掴んだ。  アシャーはあやすように頭を撫でる。 「大丈夫だ……」  アシャーはオリヴィアの目じりに浮かんだ涙を吸い、落ち着かせる。
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