第11話

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 呼吸が落ち着いた頃、アシャーの指がそこに侵入してきた。 「あ……ああっ!」 「熱いな………」  オリヴィアのそこはアシャーの指を難なく飲み込んだ。アシャーはゆっくりと奥を拓いていく。  喉が震えた。  アシャーの指の動きに、オリヴィアの腰が跳ねる。  そこからは熱い蜜がとろとろと流れ続ける。  初めてだというのに、彼に与えられる刺激を待っている。  指が奥へ進み、オリヴィアの一番奥に触れたとき、オリヴィアの目の前に光が散った。 「あああっ……!」 「気持ちいか?」 「ひ、あ……ああっ!」  言葉にならない。快楽が腰を抜け、背筋を駆け、頭に響く。  呼吸が荒くなる。心臓が耳元で脈打つ。  それから、獲物を見るようにオリヴィアを見て、オリヴィアは彼にすがるように見上げる。 「力を抜け……」  指がゆっくりと抜き差しされる。  はじめはゆっくりと、次は、早く。  そして、時折何かをさぐるように円を描く。 「あ、ああ! ひ、ひぃっ…!」 「……ここか?」 「や、い、いぃや、ああっ!」 「気持ちいいか?」  オリヴィアはいやいやと首を振る。 
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