第12話

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 一突きされるごとに、オリヴィアの理性が消えていく。 「あ、ああ、あ……」 「愛している」 「私も…………愛してる」  乳首を摘ままれる。  快楽が走って、仰け反る。 「ああっ!」 「いっしょに、いこう」 「あ、あ!」  ―――っ!  2人は同時に果てた。  アシャーの吐き出した熱いものが腹の奥にじんわりと広がる。  それを感じながら、オリヴィアはゆっくりと目を閉じた。  愛しい人の腕の中で眠るオリヴィアには、もう悪徳令嬢だったころの面影はない。  彼女は幸せな妻となって末永く愛されるのであった。 「愛しているよ」  その額にキスが落とされた。
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