day.7 ラブレター
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day.7 ラブレター
本が嫌いだった。 きっかけは音読の授業。私は、つっかえるし読み飛ばすしでクラスの皆んなから笑われた。 「授業の前日に、僕がお手本で読んであげる」 隣の席の君がそう言って手を差し伸べなかったら、私は本の中に広がる世界を知らないままだった。 私は今、本を書いている。君とこの世界を旅したくて。
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