3630人が本棚に入れています
本棚に追加
「綾都も気に入ったようでよかったわ~。
あそこはおうちがいいから。
姉さん、留袖は新調した方がいいわよ」
すでに結婚式の算段をしている花実の言葉を聞きながら、綾都は、
「仮眠とってから、会社戻る」
とリビングにいる母と花実に言い、二階に戻った。
「最近の子はドライねえ。
自分の結婚が決まったのに、ひとごとみたい」
と言う花実の声が聞こえてきた。
誰の結婚が決まったんだろうな、と思いながら、綾都はふかふかのベッドにダイブする。
最初のコメントを投稿しよう!