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夏休み中の私は蒼音とプールに行ったり、裏山に昆虫採集に行ったりと、夏休みをめいっぱい楽しんでいた。
その傍ら朝の卵を集める作業のお手伝いは、かかさなかった。
私にとって充実した楽しい夏休みだった。
黒い卵が見つかって3日経った日、母のもとに1本の電話が入った。
電話の相手は市役所の人のようだった。
電話を終えると母が私に、
「市役所の方からの電話で、この前見つけた黒い卵、市役所の方が大学の鳥類研究室に調査を依頼したそうよ!
でも、鶏の卵なのか別の動物の卵なのか?
鶏の卵だとしたら、なぜ黒い卵が産まれたのか?
まだ分からないそうよ!
そこで、黒い卵を国立鳥類研究所で調べさせてほしいという話だったのよ!」
と電話の内容を教えてくれた。
さらに5日経った日、母のもとに1本の電話が入った。
電話の相手は国立鳥類研究所の人のようだった。
電話を終えると母が私に、
「国立鳥類研究所の方からの電話で、黒い卵のことが分からないという連絡だったのよ!
そこで、黒い卵を国際鳥類研究所で調べさせてほしいという話だったのよ!」
と電話の内容を教えてくれた。
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