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#0 落ちこぼれ
評価...それはこの世の中で1番と言っていいほど大事なものだ
評価は『F、E、D、C、B、A、S』と、能力の強さや素の実力などの総合ステータスがこの『評価』というので振り分けられる。
※Cランク以上で学校に行くことができる
評価は生まれた瞬間に振り分けられる。そして、1年ごとに評価は更新され、学校の入学時などに魔水晶というステータスを測ってくれる水晶で評価が定められる。
評価による、周りからのの態度や、国からの対応も全然違う。
僕は、そんな世界で評価Fという最低評価の烙印を押されている。
評価Fは、名前すらも貰えない...いわゆる名無しというやつだ
しかし、それが普通であり、評価Fの人間はほとんど,,,いや全員と言っていいほど名無しだ。
そんな中僕には優秀な幼馴染がいる。その名も『如月露雨(きさらぎつゆ)』
評価A。そんな優秀な幼馴染だが、普通ではないのだ。
評価Fの僕に対してとても優しく、僕の親のように僕を育ててくれる。僕の唯一の理解者であり、僕の唯一の友達だ。
ちなみに、僕の両親はどちらも評価Dであり、僕が生まれて、魔水晶で評価Fとわかったが大事に育ててくれていた。
しかし、僕の両親は何者かに殺されてしまった。両親が殺されたのがショックで、僕は魂が抜けたような、そんな顔をしていたんだと思う。
その時僕を拾ってくれたのが、露雨の両親だった。露雨の両親は僕のことも露雨と同じように大事に育ててくれた。
露雨も最初は受け入れられなかったようだが、僕と遊んでいるうちに守ってくれるようになった。
露雨とその両親と暮らすようになって4年ほど経った頃、露雨は学校に行くことになった。僕は、Fクラスだから学校にはいけない。
露雨と一緒にいる時間が少なくなる。でもその時間を有効に使えないだろうかそう感じた僕は、勉強や、運動、10歳から習う魔法の勉強も始めていた。
露雨が3年生になった頃、急に露雨は不登校になった。
前々から露雨から相談などを受けていて最初は心配だったが、露雨と入れる時間が増えるんだ!そう考えると、その心配は無くなった。
僕は時々(1年に1回くらい)能力を測るために教会というところに行って、魔水晶で能力の評価を得ないといけない。この時間が僕はとても嫌いだった。
能力を測るためには、3日ほど家を空けないといけない、その間露雨とは会えないのだ。僕はずっと評価Fから変わらないということもあり、この時間はとても地獄だった。
こう考えると、僕はすごく露雨に依存しているんだなと思った。
それから時間が経った頃、
露雨の両親は、僕のせいで死んでしまった...
放火だった...最初は理解ができなかった...
露雨が起こしてくれた。もう火を消すことはできない状況だった...
露雨と露雨の両親はなんとか逃げることができた。
しかし、僕は倒れてきた本棚に足を挟み、そのころの僕の年齢じゃあ、とても逃げることができない状況になっていた。
でも露雨の両親は、火がもっと強くなってきているというのに、僕を助けに来てくれた。僕を逃してくれたんだ
僕は自分を責め立てた。でももう露雨の両親が帰ってこないのも事実。
僕は自分の感情に蓋をすることにした。涙を流さないようにした。
そんな二人とはもう会えない...最期に、「今まですまなかった。露雨を頼んだ」と、露雨の両親は言っていた。
でも今まですまなかったという言葉の意図はわからなかった。
そんな出来事があって時間が経った頃、露雨の評価がAだったこともあり、新しい家に2人で住み始めていた。
色々な出来事が終わり、落ち着いて僕はこのようなことを考えていた「僕が露雨を守れるのか、実際露雨のそばにいられる器なのか」そう考えるようになった。
しかし、露雨の両親から露雨を頼んだと言われたのは事実。
なんとしても露雨を守れるように訓練を始めていた。
そこから時間が過ぎふと疑問に残ったことがあった。
僕:「なんで露雨の家が放火に遭ったのだろう」
露雨の両親は僕たちの安全を守るため、あまり外には出ない。買い物もネットショッピングからしているので、露雨が学校に行くときにしか外には出ない。
外部と接触することはないと言っても過言ではないので、恨みを買うという可能性も少ないだろう。なぜ放火にあったのか、それをいくら考えても答えに辿り着くことはできなかった...。
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登場人物一覧
僕(9歳)
この時点で名前はない。今度つけるつもり。
露雨とはとても仲良し。
Fランクに所属している。
如月露雨(9歳)
如月家の長女。今回はあまり出演していないが、今後物語の鍵となるかも...?
僕ととても仲がいい。友達であり家族。
Aランクに所属している。
如月母
僕を拾ってくれたとても優しい人。
もうメインには出演することはないと思うが、時々出るかも...?
Bランクに所属している。
如月父
僕を信頼してくれていたとても観察眼が優れている人。
物語には描かれていないが、露雨の悩みにも気づいていたかも...?
Aランクに所属している。
初めて小説を書くとっっっっっっても物語作り初心者のアホ(人間)です。
まだ1話にも入っていませんが、応援してくれるとありがたいです!
また、ここ文おかしいやろ!!や、おもんないわボケ!!などの意見はなるべく取り入れていく予定なので、じゃんじゃん書き込んじゃってください!
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