女神の要求

1/1

5人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ

女神の要求

「私は、自分の世界に干渉することはできません。しかし、あなたの頭に直接語りかけ、アドバイスすることは許されております。そこで、あなたの行動の全てを、私が監視することをお許しください。  えーと、その…… それがあなたの性行為の最中であったとしても……」  女神は、顔を真赤にして恥ずかしそうに言った。  俺は考え込む。  う~む、女神が俺の24時間を四六時中覗き見? あんなコトやこんなコトをしているときも?   俺は、自分の羞恥心と今までの好条件を天秤(てんびん)にかけた。  いいだろう。  考えようによっては、この美人女神に俺の性行為している姿を見せつける……  マニアにはご褒美なのではないか? 「いいでしょう、ご自由に見てください。その代わり、アドバイスお願いしますよ」 「かしこまりました。戦闘時のアドバイスはお任せください」  女神は上の空で、ウットリしたように微笑んだ。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加