ソラリア

1/1

7人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ

ソラリア

8f6b1f36-07e0-4bce-b6e3-91b4d13568be 《表題》 黒田鍋島天神大普請(くろだなべしまてんじんびっぐばん) 慶長年間、黒田長政が福岡城を普請(工事)した際、関ケ原で西軍についた鍋島家を黒田長政が徳川家康に執り成して東軍につかせたことに感謝し、肥前佐賀藩の藩祖である鍋島直茂と、その子で初代藩主の勝茂が、感謝の意として今の天神地区から福岡城に向かって堀を普請しました。 それは「肥前堀」の名で知られ、今の福岡市役所の西側からソラリアプラザ一帯の場所にありました。 那珂川から福岡城、その先の大濠に至る東西の濠の完成により都市の開発軸ができ、城下町福岡の発展の礎となりました。 その「肥前堀」は1910(明治43)年におこなわれた大博覧会「九州沖縄八県連合共進会」の会場設営の為に埋め戻され、それに合わせて開通した路面電車とともに街を大きく発展させるきっかけとなり、日本有数の近代都市福岡の始まりとなりました。 「肥前堀」の大普請は、今の天神地区の繁栄の大元である大事業として位置付けられる歴史事象です。 そして今、天神地区再開発事業を、天神ビッグバンと呼んでいます。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加