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中洲流(なかすながれ)
《見送り》
能登等伯天賦才(のとのとうはくてんぶのさい)
戦乱の世に生まれ、幾多の困難に見舞われながらも自らの手によって天下一の絵師へと登り詰めた長谷川等伯(一五三九~一六一〇)。
現在の石川県七尾市に生まれた長谷川等伯は、はじめは春信(はるのぶ)と名乗り、主に仏画を描いて活躍しました。
また同時代を生きた稀代の天才、狩野永徳というライバルの存在も等伯の人生に大きな影響を与えました。
その後、水墨画の最高峰と称えられる国宝「松林図屏風」を描き、七十二歳で没するまでに描き続けた長谷川等伯の人生は現代に生きる私たちにも勇気と希望を与えてくれます。
能登半島の震災が、一日でも早く復旧することを願っています。
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