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高橋亮は、朝7時に自然と目を覚ます。軽いジョギングをしてからシャワーを浴び、カジュアルなスーツに着替える。彼の部屋には「起業家の道」や「成功するビジネスプラン」といった本が並び、将来の夢に向けての努力が垣間見える。
オフィスに到着すると、彼は元気よく同僚たちに挨拶を交わす。「おはようございます!」と声をかけ、チームの士気を高める。
「今日も元気ですね、高橋さん!」
「ね!それに今日もかっこいい!」
本人に自覚はないが、そう言ってくれる女子社員がいてくれることは嬉しい。
朝のミーティング後、経営企画部の同僚たちと近々始まる大型プロジェクトについて話していた。
同期入社の田中が声をかける。「いよいよ今日からだな!大型プロジェクト!絶対大変なんだろうけど、俺ちょっと楽しみ!」
田中とは、入社時からの仲である。
同僚たちもうなづく。
「そういや、今回の営業担当って佐藤さんだよな?プライベートはいい噂聞かないけど、営業としてはめっちゃ優秀らしいよ。」別の同期が口にする。
営業部の佐藤さん。直接関わったことはないが、優秀だと聞く。あとプライベートは遊びまくってる噂も。
一度飲み会で見かけたことはあるが、
彼の軽薄な振る舞いに嫌悪感まではいかなくとも好きではないタイプと認識している。
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