5.スターギフトの今後について

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5.スターギフトの今後について

今回は、ただただ私の持論を展開したいと思います。 今の日本は、人類史上かつてないほどの推し活ブームとなっています。推しに尽くしたい、推しのために何でもしたい、それが偽りのない日本人の心境だと思います。それはもちろん、このエブリスタでも同じです。 推しの作家のために毎日スターを送っている、という人は多いでしょう。でもそれは、推しを推したいという人からすれば、物足りず、もっともっと推したいというのが本音です。 今回のスターギフトは、収益という言葉が出たために、一歩引いてしまう人もいるかと思います。しかし、推し活をしたい人からすると、スターよりもさらに特別なスターギフトというものは、あまりに輝いて見えています。もっと、推しを推したい、でもスターを毎日押す以外に方法はない、そんな人にはまさにスターギフトは、打ってつけの方法だと思います。 スターギフトの機能が出てすぐの時に、この機能は使いません、と断言していた超有名エブ作家がいました。これはものすごく残念だと思いました。もしかしたらその超有名作家に対して、スターギフトという「特別」を送りたいファンはいっぱいいたんじゃないかなと思います。そういった芽をつぶしてしまっているんじゃないかなとそう感じました。 お金が絡むと、どうしても敬遠してしまうのは日本人の性かもしれません。この国で生きていると、お金は汚いもの、お金を稼ぐ人はいやしい人、というイメージが根底にあるのも事実です。しかし、推し活の人間からすれば、お金を払ってでも、いや、お金を払って推しの作家を応援するという機能だからこそ、必要なのかなと思います。この国で、投げ銭というシステムがここまで流行っているのも、そういった理由だと思います。 収益が絡む機能について、賛否両論はもちろんあるでしょう。ただ、私の個人的意見としては、色んなことに挑戦しようとする姿勢のエブリスタの考えは好感を持っています。むしろ、現状維持しか考えていない小説投稿サイトは、この変動の時代で決して生き残れないと私は考えています。 スターギフトに対して、私の作家仲間でも色んな反応があったのは事実ですが、大半の人が興味を持っていたのは揺るぎない事実です。この機能を使うのも自由、気にしないのも自由です。私のこのエッセイで、少しでもこの機能に対して考えるきっかけになったのであれば、私にとってこれ以上ない幸せです。
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