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2024.07.03 徒然なるがままに・・・
三文戯作書きで底辺投稿者の『泗水眞刀』です。
ここでは愚にもつかない駄文や、執筆中の物語の補足等をダラダラと書いて行きます。
興味のない方は無視して下さい。
わたしがいまこうして小説まがいの文章を、投稿し続けられているのは『エブリスタ』様のお陰です。
たったひとりの人に読ませるためだけに書いていた物語を、はじめて投稿したのは超有名な「某なろうサイト」でした。
わたしはそこで徹底的に現実を思い知らされ、打ちのめされました。
根拠のない自信に溢れていたわたしは、いままでは本気を出していなかっただけ、ちょっと実力を見せれば世界は自分についてくる。
そんな甘い考えでした。
しかし結果は惨憺たるありさまでした。
読んでさえもらえない現実を受け入れられず、愕然としました。
このサイトが自分に合ってないんじゃないかと、別の所に投稿しましたが結果はまったく変わりませんでした。
もう投稿するのが嫌になっていました。
自分の矜持が傷つけられ続けることに、我慢が出来なかったのです。
(それもこれも、すべては己の実力のなさ故なのですが、それを受け入れたくなかったのです)
そこでもう一回だけと言う軽い気持ちで、『エブリスタ』へ投稿しました。
別にもう期待はしていませんでした、ここでも同じならもう止めるつもりだったのです。
ところが、ほんの少数ですが今まで他サイトではなかった反応が見られました。
嬉しかったです。
自分が書いたものに反応してもらえるのが、こんなに嬉しいとは思ってもいませんでした。
それからはわずかな閲覧者のために、こつこつと物語を綴っています。
幾らお話しを書いても、見向きもされないのは(自分の力量不足と宣伝能力のなさが原因なんでしょうが)哀しくなります。
心理としては自分の書いたモノが、ゴミにもなっていないような気がして、やるせない思いになってしまうのです。
たとえ批判であっても、反応があるだけましだと思います。
無反応、無視というのが、人間には一番堪えます。
サイトによって閲覧されるジャンルの傾向が様々ですが、どこのサイトでもわたしの作品はあまり好まれないようです。
とにかく感覚が古いのがいけないのでしょうが、こればかりはどうしようもありません。
文章からして、古臭いですよね。
それに嫌な題材を無理して書く気にはなれないし、そもそもチート能力というモノに興味がありません。
いくら物語とは言え、何でもかんでもうまくいく話しになんか魅力を見いだせないんです。
(それでもこう言った設定で書かれ始めた、初期にブームを作った作品は確かに面白いですよ。しかし、いまや寄ると触るとおなじようなものばかりで、辟易します。悪役令嬢なんて、誰かが先に使ったらそれ以降は真似でしかなく、恥ずかしくて使えないと思うのに・・・。やっぱり感覚古いですか?)
反感を買うのを承知で言いますが、BLも女性が大好きな不倫や寝取られといった題材にもわたしの食指は動きません。
(需要が大きいから供給があり、読者を獲得するのでしょうけど)
むかしにはなかったジャンルです。
当初は隙間産業的な位置にあったものが、いまや一大ジャンルにまで成長していますものね。
小説というものは、いまや女性が支えているといってもいいくらいに、彼女らが占めるパーセンテージが高いから、女性の好まないような物語は流行らないのも判ります。
でもわたしが書きたいのは、子どもの頃に胸躍らせて読んだ冒険活劇や、思春期に触れたエンターテイメント小説なんです。
(いまの方はご存じないでしょうが、そのむかしノベルズブームというのがあったのですよ。なんといってもカドカワノベルは鮮烈でした)
半村良・平井和正・西村寿行・栗本薫・荒巻義男、唯一読まなかった森村誠一と言った作家が活躍していた時代に、もっとも影響を受けました。
幻魔大戦・伝説シリーズ・滅びの笛・紺碧の艦隊、そして忘れてはいけないのが「グインサーガ」
荒俣宏の帝都物語も面白かったし、突然現れた夢枕獏・菊地秀行にも嵌まりました。
わたしが書きたいのは、そんな物語です。
過去に転生するけど、ファンタジーじゃない「紺碧の艦隊」は「if戦記」の始まりだし、「グインサーガ」は「コナンシリーズ」を意識して、日本で初めての本格ヒロイックファンタシーとして書かれ始めました。
しかし魔術や魔王やチート能力は登場せず、いくら都合が悪かろうが死ぬひとは死ぬし、滅ぶものは滅ぶという現実的な展開でした。
もはやそれは、ひとつの歴史物語です。
わたしがいま書いている「アンドローム ストーリーズ(聖大陸興亡志)」は、栗本氏の作品がなければ考えつかなかったでしょう。
もっとも影響を受けた作品です。
そして一番嵌まったのは、夢枕獏氏の「キマイラ」です。
自分もいつか、そんな方たちのような物語を書きたい。
憧れを持って、そう思っていたのを覚えています。
ほんの1ミリでも、近づけていますでしょうか?
書きたいものをめげずに書く、それしかないのです。
そんな取るに足らないような拙い物語ではありますが、読んで頂けたらこんなに嬉しいことはありません。
書いたものは、みんなわたしの可愛いこどもたちですから。
読んでもらいたくてこの世に生まれてきた、可愛いこどもたちですから。
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