子供達と陰と陽

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数分して 戸がガラッと開く 娘 『パパ持ってきたけど』 「あぁ」 でかい紙袋を2つ娘から受け取る 娘 『じゃあ帰るよ』 「気をつけて帰れよ」 娘 『はいはーい』 俺は受け取った紙袋の中身をカウンターに並べ広げる 「君達、この中から自分たちに合うサイズのジャージを持っていっていいよ」 え?っ言うような顔をする中学生 「お古で悪いんだけどな うちの娘や息子が中学生の時に着てた時のジャージでね 好きなの持っていっていいから」 男の子 『え?い、いいんですか?』 「遠慮しないでもってきいな」 男の子 『あ、ありがとうございます』 女の子 『ありがとう…ございます』 「サイズがちょうどのもいいが 大きいサイズがあればそれも持っていくといい 育ち盛りだからなピッタリのサイズだと成長すると着れなくなるだろ?」 男の子 女の子 『は、はい』 試着をして自分のサイズを確かめる中学生 男の子 『ほ、ほんとにいいんですか?』 「遠慮しないで持ってけ」 男の子 『あ、ありがとうございます』 「あとな このお店はほぼ毎日子供食堂をやってるから 遠慮なく来ていいからな」 男の子 『は、はい』 そして何着かのジャージと学校指定の半袖短パンを持って帰った
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