子供達と陰と陽

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子供達と陰と陽

子供食堂を開店して1ヶ月半ころ経ったでしょうか 運送の仕事が忙しく 1週間ほど店に顔を出せない時がありました (その間紫苑が色々としてくれました) 仕事が休みの日曜日 子供食堂が開店する時間少し前に店に顔を出す事に 店の戸を開け 「顔を出せなくて悪かったな」 同級生 『仕事しながらだもんよ しょうがないだろよ』 「そう言ってもらえると助かるわ 子供達は来てくれてるか?」 同級生 『あぁ 来るのが少ない時もあるけど ちゃんと来てくれてるよ』 「そうかそれは良かった」 同級生 『ちょっと話と言うか提案があるんだけどよ』 「なんだ?」 同級生 『食堂の営業時間の事なんだけどよ 土曜日と日曜日はお昼からに出来んかなと思ってよ』 「まぁそれは良いけど」 同級生 『平日なら学校があるから給食があるだろ 学校が休みの土日は給食がないしよ ならお昼に開店したほうがいいと思ってな』 「それは名案だな それだと今日から金曜日まで来る子供らに 土日の時間変更伝えなきゃだな」 同級生 『そう思って時間変更のお知らせポスター作っておいたんだわ』 そう言って同級生は俺の前にポスターを出す 同級生 『一応口頭でも子供達に伝えるけど ポスターがあった方がいいと思ってよ』 そう言いながら同級生はそのポスターを 座敷の壁に貼った 子供食堂の開店時間を迎える 1人 また1人と子供達がやって来て こんにちは〜と言いながら 入口を入ってすぐの所に置いてあるチケットを手に取り 匂いで分かったのか 今日はカレー? やったー!と言いながら 子供達はチケットを同級生に渡し 奥にある座敷に上がりテーブルを囲むように座った 少し遅れて紫苑も店に顔を出す 紫苑 『手伝いに来たよー』 同級生 「いつもすまないな」 紫苑は手際よくカレーの盛られた器を子供達の前に置いていく 徐々に座敷の方からガヤガヤと子供達の声が聞こえ賑やかになっていった
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