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「君塚さん、ラブラブなんですね」 「どうだろ?向こうはわかんないよー。でもあたしは2年経ったいまも大好き。一目惚れなんだよね」 「へぇー。いいですね、一目惚れ」 2年か。 あたしは2年前に別れていて、そこから彼氏がいないけど、君塚さんはその間幸せな恋をしているんだなってそんな考えても意味ないことを考えてしまう。 2年間付き合った彼氏と別れてもう2年が経つってことは付き合ってた期間を超えてしまうということが嫌だった。 どうして浮気をされた元彼のことをいつまでもウジウジと考えないとならないのか。 如月さんのことが気になっているのに、それ以上に脳裏に浮かぶのは元彼との思い出なのが本当に嫌になる。 「ってか、携帯安くなるのいいですね。かえるときあたしも君塚さんに言おうかな」 「えっ!?」 なぜかあたしの言葉に大きな声で驚く君塚さん。 「あっ、図々しいですよね。ごめんなさい」 「あっ、いや、違うの。ほんと自分が嫉妬深くて嫌になるけど女の子に会わせるのが嫌で……」 「よっぽど好きなんですね……でも、自分だけのものでいてほしい気持ちはわかります。あたしもそうだったんで……」 「……そうなんだ」 「まぁ、ちょっと束縛じみたことしたら浮気されちゃいましたけどね」 言ったあとにハッとして「あっ、君塚さんがそうなるって話じゃないです!」って慌てて否定すると「大丈夫、わかってるよ」って笑ってくれる。
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