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「二日酔いだ……」 なぜ昨日の合コンは木曜日なんかにやるんだ……って自分の意思で飲みすぎたことを棚に上げて、企画者を恨む。いや、恨むべきは米内さんか。 「おっはよ、昨日は楽しかった?」 「……米内さんのせいで二日酔いです」 「いや、それは自分のせいだろ。ところで星那と付き合ったりしてないよな?」 「……は?そんなわけないじゃないですか。合コン進めてきたのみてたくせに」 付き合えてたならどんなに嬉しいか。 現実は気持ちを知られたら他の女性と同じ扱いになる……何もほかと変わらないのだ。 「いや、あの星那が正力に澤上さんのことちゃんと見ててってわざわざ頼んでるのみてびっくりしたんだよね」 「……わざわざ」 そういえば、正力さんがなぜか如月さんを呼んでいたよなぁと思い出す。 その辺通りかかるとかそんなわけないし。 「で、帰り送ってったんだって?」 「詳しいですね」 「正力に聞いた」 「あの星那が元カノより澤上さんを優先したんだぞ?」 「……え?」 あたしを優先……? 期待しちゃまた気持ちが萎むの繰り返しなのは分かっているのに、期待せずにはいられなくなってしまうのはもう好きだから仕方ないのかな。 「俺的には早く前に進んで欲しいと思ってるから、もしそうならうれしいんだけどね。星那も澤上さんも」
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