高々と舞う君に

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 ガルオはイタズラ好きのカンガルーです。ここカンルガコラア村に住むカンガルーとコアラたちは、ガルオのイタズラに困っていました。  ある日、ガルオはガールフレンドのガル子の家に遊びに行きました。家にいるのはガル子だけのようで、ガルオはちょっとドキドキします。  しばらく楽しいおしゃべりをしていると、ガル子は急に腹の具合が悪くなり、トイレに駆け込みました。  ガルオは、ガル子がトイレに行っている間、やることがなく外を眺めていました。すると、庭にある古びたトランポリンを見つけました。  カルオは外に出て、トランポリンの置いてある場所までピョンピョンと移動します。 『パパがゴミ捨て場から拾ってきたトランポリン。壊れている可能性あり。後で安全性のチェックをする。チェックが終わるまで使うな!』とガル子の父親の字で書かれた看板がトランポリンの前に設置されていました。  ガルオは目を輝かせて「使うなと書いてあったら、逆に使ってみたくなるぜ。 面白そうだ!」とトランポリンに向かってジャンプしました。  次の瞬間、トランポリンはガルオの体を猛烈な勢いで宙に放り上げ、弾き続けます。 「えぇっ、これどうやって止めるんだ?  誰か助けてー!」  ガルオは叫びました。  すると、トイレを済ませて、異音に気付いたガル子は、庭に飛び出して目を丸くしました。 「えー! 嘘でしょ? ガ、ガルオ、君。た、大変だー!」 「ガル子、助けてくれー! ここから降りる方法が分からないんだ!」 「うーん、そんなこと言われてもな。どうやって救出したらいいんだろう…ちょっと待ってて、誰か呼んで来るから」  ガル子は近所の仲間たちに助けを求めることにしました。 「大急ぎで頼むよ!」 「はーい!」  ガル子は、上空で豆のように小さく見えるガルオに向かって叫びました。  しばらくして、ガルオの困った状況を目の当たりにした仲間たちは、何とか彼を助けようとアイデアを出し合うことにしました。  すると、コアラのコラーアが、「ネットを持ってきて、みんなで広げてキャッチしよう。きっと誰か持っているに違いないからさ」と提案します。  コラーアのアイディアに、みんなは盛り上がりました。  
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