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声をかける前に、家の鍵を締める。
閉めたら、もう一度彼をみる。
奏野「おはよ。久しぶり。」
勝己「ん。」
ちょっと照れくさそうにしてるのが、ちょっと可愛かった。
勝己「行くぞ。」
奏野「うん!」
私はタタッと走って、彼の隣を歩く。
勝己「お前歩道側歩けや」
奏野「あ、うん!」
スッと車道側を歩いてくれる。やっぱり、根は優しいんだよ。
奏野「あれ?まだ腰パンしてるの?ちゃんとはきなよ〜」
勝己「別にいいだろ、こっちのほうが動きやすいんだわ。」
奏野「入学早々それは勇気あるね…」
トコトコと歩くと、桜の木が咲いているのに気がついた。
奏野「あ、桜!きれいだね〜」
勝己「プッwww」
奏野「え?何笑ってるの?」
勝己「動くんじゃねぇぞ?w」
奏野「う、うん…」
私の正面から、彼は私の頭の上に乗った何かを取った。
勝己「テメェが開花するぞ?w」
奏野「( ゚д゚)ハッ!桜の花びら!髪についてたの?取ってくれてありがと♪」
勝己「\\\あぁ」
桜の木の下を通り、真っ直ぐ行くと雄英が見えた。
勝己「迷子になっても知らねぇからな。」
奏野「それはない!」
勝己「今まで遊園地で何回迷った?」
奏野「え〜、………20回ぐらい…」
勝己「マジで探すの大変なんだからな?…もう手繋いどくぞ。」
奏野「え、うん\\」
これは…恋人繋ぎと言うやつか。
顔の良い彼とメガネかけてるブスな私が付き合ってる…?((
ちょっぴり恥ずかしいな…
そのまま、私達は校内に入った。
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