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くだけた口調で話しかけてくるアンナ様に
一気に緊張の糸がほぐれる。
私とルイ様はアンナ様と向き合う形で座った。
腰に回された手は離れたものの、相変わらず距離が近い
「姉上は少々変わっていて……」
バツの悪そうな顔をするルイ様に、アンナ様はムッとした視線を向ける
「変わっていてってルイの方が変でしょ?
そのルックスで未だに独身なんて。
少しは経験してるのかしら?
ねぇサヤカさんもそう思うでしょう~?」
「姉上、サヤカの前でそういう話しはやめてもらいたい。」
アンナ様に詰め寄られてルイ様は顔をしかめる
「ふ~ん? つまらないわ。それで?今日はどうしたの。」
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